Together Through Life

 

ブルージャスミン

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ウッディ・アレン監督『ブルージャスミン』を観た。
近年はヨーロッパの都市を舞台にしたどちらかというと軽妙なコメディを撮り続けてきた監督が、久しぶりに祖国アメリカを舞台にした、痛烈なシニカル・コメディ。
ニューヨークで成功を欲しいままにし、その後転落してサンフランシスコの妹のもとへと転がり込む主人公。ウッディ・アレンは彼女をどん底にまで突き落とし、冷徹なまでの眼差しで操り、救いの手すら差し伸べない。
観ていて寒気すら覚えた。というのも、生粋のニューヨーカーでありかつては西海岸を揶揄していたウッディ・アレンが、本作ではそのニューヨーカーを徹底して転落させ、西海岸に生きる人々を誇張を交えながらもそこにしっかりと根付いて生きる人々として描いているから。これはもはや自虐か、究極のシニカルか。何しろ攻撃の矛先は自分自身だ。いやぁ、御大の切れ味、ここにきてまだまだ健在だと感じさせられた。
そして何よりケイト・ブランシェットが見事な演技。ウッディの思惑を見事に理解して演じてみせている。
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