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ダラス・バイヤーズクラブ

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ジャン=マルク・ヴァレ監督『ダラス・バイヤーズクラブ』を観た。
マシュー・マコノヒーが21kg減量し、HIV陽性の診断から残りの人生をどう生きるかを演じ、見事にアカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した作品。
マシュー・マコノヒー演じる男はテキサスの電気技師で、ロデオと酒とドラッグと娼婦を愛し、ゲイを憎むカウボーイ。そういう男だからこそ、自身がHIVに感染し、余命がわずか30日だと告げられたあと、どのように生きるか。訪れる感情の波、これまでの友人、出会う人々との一期一会にどうふるまうか。マシュー・マコノヒーの主演男優賞受賞は単に役のために体重を落とした役者魂への賞賛だけではなく、単なる感傷に陥ることなく、余命宣告後の一瞬一瞬の起伏を見事に演じ切ったことに対する正当な評価だと思う。それは助演男優賞を受賞したジャレッド・レトー(彼も20kg以上減量して撮影に臨んだ)にも同じことが言える。
感情の暴走を描くことによるロマンチシズムに陥ることなく作品を作り上げた監督の方向性もすごいけれど、そこに入り、自身の余命を出来る限り長く、出来る限り充実させようと生にしがみつく男たちに身体ごとなり切った、やっぱり役者の素晴らしさが作品の素晴らしさに直結した見事な映画だと思う。
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