Together Through Life

 

透明な迷宮

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平野啓一郎『透明な迷宮』を読んだ。
それぞれの迷宮に迷い込んでしまった人々を描く短編集。著者は作品ごとに意図的に文体を変え、意表を突く設定に人々を迷わせ、緻密で濃密でいて眩暈のするような比喩に彩られた文章で惑わせる。
共通するのは、彼らが迷い込んだ迷宮の中で惑い、それでもそれぞれの愛を求めること。それは震災を経た現在の日本の比喩となり、且つそこに生きる人それぞれの個人的な人生の比喩ともなる。
著者自らが「ページに留まりたくなるような作品」を目指したと言う通り、じっくり味わいながら読み、そういった作品にしか醸し出せない読後の余韻を味わえる作品集。
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