Together Through Life

 

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

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ジム・ジャームッシュ監督『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』を観た。
何世紀も前から生きるヴァンパイア。21世紀の今もアダムは自らのアートを売らない、自己破滅的で孤高の音楽家として生き、妻イヴはシェークスピアのゴーストライターもしていたマーロウから血の援助を受け、タンジールに住む。
アダムが住むのは財政が破綻し、現代のゴーストタウンとも言えるデトロイト。タンジールはヨーロッパとアラブの文化が融合する、独特で豊潤な街だ。
ここに登場するヴァンパイアたちは皆孤独で、崇高だ。そして人間をゾンビと蔑む。全編に渡り響く音楽は圧倒的で、それぞれのシーンはジャームッシュ面目躍如の美しさを保つ。
時に「おしゃれ映画」と批判されようと、この映画はそうやって作られねばならなかった。なぜなら、廃墟の街で再開し豊穣の街へと旅立つヴァンパイアたちはアーティストであり、言うまでもなくそれはジャームッシュその人のメタファーになっているから。芸術への偏愛を臆することなく、もう一度曝け出すというジャームッシュの試みとしてこの映画は作られている。
昔のジャームッシュ作品の香り漂い、あの時と同じように、心地良い余韻に満たされる。
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