Together Through Life

 

検察側の罪人

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毎度恒例、出張中のミステリー。母から借りてきた雫井修介『検察側の罪人』読了。
正義感溢れるベテラン刑事の最上、彼を尊敬し理想の検事像に迫ろうとする沖野。2人の検事の視点を交互に配置し、それぞれの「正義」がすれ違い、それに翻弄される2人の運命が描かれる。
確かに最上のとる行動は現実味がないかも知れないが、そこは小説であり、むしろ彼をその行動に向かわせるまでの持っていき方に不自然なところはなく、だからこそ力強い筆致も相俟って読者は惹き込まれる。
ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもない、複雑な感傷を残す切ないラストも含め、ミステリーとして重厚で、高いレベルでまとめられた隙のない作品だと思う。
『犯人に告ぐ』も読んでみようかな。
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