Together Through Life

 

動きすぎてはいけない



千葉雅也『動きすぎてはいけない-ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』を読んだ。
従来のドゥルーズ哲学の解釈はベルクソン由来の差異や連続性、接続による生成変化の重視にあったし、特に日本への紹介に当たっては1980年代のニューアカと密接に関わることによって、動くこと、接続すること、そして変化することを奨励する機能を持っていた。
が、2010年代の現代、著者はドゥルーズのもう一つの側面、すなわちヒューム由来の「切断」に着目する。ドゥルーズは確かに「生成変化を乱したくなければ、動きすぎてはいけない」と言っているのであり、著者の着目は「接続(的ドゥルーズ)」と「切断(的ドゥルーズ)」のその狭間に生じる「程度」ということになる。
世の中が急速に小さくなり、接続過剰が起こってがんじがらめになりやすい今、接続もあり、(非意味的)切断もあること(つまり「程度」があること)によってこそ、セルフエンジョイメントを見出すことができる。
とまぁ、そういったことが書かれてあったように思われる。久々にこういった類の書を読んだけれど、やっぱり難しいもんで。学生時代はイキがって読んでいたもんだけれど、こんなに難しかったっけ…。慣れ、もあるのかな。
でもとにかくこういったかつての哲学に現代から見た新しい解釈を導き出そうとする試みは読んでいてワクワクするし、年取って時間出来たらもっともっと読んでいきたいものなので、慣れるためにもたまに読んでいこう。
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