Together Through Life

 

ローマでアモーレ



ウディ・アレン監督『ローマでアモーレ』を観る。それにしてもすでに老境の域に入ったウディ・アレンの新作が毎年のように観られるのが、ただ単純に嬉しい。
最近異国の地を舞台に選ぶことの多い監督が今回選んだのがローマ。コロッセオやトレビの泉などベタな観光名所はもちろん、小さな路地に至るまでローマを堪能することができる。
そこで繰り広げられる4つのエピソード。どれも下らなくてバカバカしくてシニカルで、でも知的でセンスに満ち溢れたから騒ぎ。特に今作には監督自身を投影したのではないかと思わせるキャラクターも複数登場し、あぁもうウディ・アレンはこういう域に来ているのだなぁ、とか、感慨深くもなる。
かつてはインテリだ気取り屋だなんて言われたウディ・アレンが自身を曝け出す。するとそこには限りない映画への、人間への、人生への愛が溢れていた。
人はみな恋に病に、仕事に才能に右往左往し滑稽な姿を見せてしまうけれど、だからこそそれは愛すべきものなんだ。そしてそれは喜劇の根本でもある。うん、これは名人による落語みたいだ。
そんな、愛に満ち溢れた素敵な映画。
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