Together Through Life

 

愛の夢とか



川上未映子『愛の夢とか』を読んだ。(おそらく)東日本大震災を踏まえ、死と生、詩と小説の狭間と揺蕩う7つの短編集。
どれも不思議な味わいと余韻を残す物語だけれど、短編が故に日常の延長線上に伸びる不思議な世界が半ばアクロバティックに描かれたものが多く、それを短編としての意外性と取るかナンセンスでリアリティのないものと取るかは評価の分かれるところだろうとも思う。僕は前者に取れたが。
最後に収められた『十三月怪談』は秀逸。短い紙数に3つの世界を交錯させ、魂の鎮魂と邂逅がふわりと描かれた秀作だと思う。
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