Together Through Life

 

SOMEWHERE



ソフィア・コッポラ監督『SOMEWHERE』を観た。
冒頭、のっけからフェラーリがグルグルと同じところを回って走る様子が冗長的に映し出され、その後も華やかな世界に住むはずの映画スターの虚ろで空っぽな日常が描かれる。ひょんなことから離婚して離れて暮らしていた娘を預かることになり、そこから彼の心境が徐々に変わっていく様も、やっぱりあくまで静かに、密やかに差し出される。
だからと言って、退屈なわけではない。退屈さと紙一重のところで静けさの中に移ろう1人の男の心を描けているのは、やっぱり1つ1つのシーンの構図がまるで写真のように美しく、エレガントで、それがこのあくまで静かな映画に惹き付けられる要因になっているように思う。その辺、やっぱり上手い。
フェラーリが同じところをぐるぐる回る冒頭シーンと主人公が歩き出すラストシーンは対になっていて、フェラーリの動き/停車、いやフェラーリという車が象徴するもの自体が主人公のメタファーになっているのはまぁ少々陳腐かなとも思うけれど、ラストシーンのスティーヴン・ドーフの表情が素晴らしいし、何より娘役のエル・ファニングがとてもキュートでかわいい。
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