Together Through Life

 

さや侍



年末年始だからこそ、真夜中の映画鑑賞第3夜は松本人志監督『さや侍』。
監督第3弾にして初めて本人が主演していない、素人のおっさんが主演など話題盛りだくさんだけれど、これはもはやコメディでもお笑いでもなく、それを犠牲にした上での感動作(もどき)。
主人公の野見勘十郎が繰り出す、30日の業。笑顔を忘れた若様を笑わせるための「芸」が次々と繰り出されるが、これがほぼ全て笑えない。つまり、これら「芸」は「感動」の下敷きに過ぎない。
正直、こうした形での松本人志の「映画」への歩み寄りは見たくなかった。多くの批判があろうとも、「芸」の方向に突き進んでほしかった。前作で片鱗を見せたように、確かに映画的撮り方の技術は上達している。でも、自身最大の武器である「芸」を下敷きにして、それ以上の「映画」を創れるほどではないだろう。だいたい『大日本人』で彼自身、(成功失敗はともかく)「映画」をぶっ壊すほどの気構えを見せてくれていたはずなのに。
そういう意味で、これまでで一番中途半端であり、生半可な作品。
今後は是非ともコアでシュールな、松本人志の「芸」を極めていってもらいたいのだけれど…。
Comments

Body

« »

10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
profile

telltell72

Author:telltell72
welcome!

archives
tweets
検索フォーム
counter