Together Through Life

 

ハート・ロッカー

heart locker

キャスリン・ビグロー監督、一昨年のアカデミー賞作品賞を受賞した『ハート・ロッカー』を観た。
イラクに駐留するアメリカ軍の爆発物処理班を描く。ドキュメンタリータッチのカメラワークがのっけから緊張感を煽り、爆発しそうでなかなか爆発しないのが、逆に緊迫感を保ち続けて観させる。
爆発物処理の俯瞰の絵、砂漠での銃撃戦での間延びギリギリのシーン。大きな盛り上がりがあるわけではないが、それが却って戦場の恐怖をリアルに描き出すことに成功している。
極限状態の戦地から一時の急速で祖国に帰った戦士が、幼い息子に語りかける。
「大人になると大事なものが少しずつ減っていく。今俺には大事なものは1つしか残っていない」
それは悲しいことなのか。それとも、たった1つでも大事なものを抱きしめて生きていくという喜びなのか。
監督はメッセージ性を強く押し出さず、あくまでも現在のアメリカのリアルを切り取って差し出す。だから、新たな任務のためにまた戦場に赴く兵士のラストシーンは特に印象的で、観賞後に何とも言えない余韻が残り、観客(特にアメリカ人)は深く考えさせられることになる。
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