Together Through Life

 

サンドラの週末

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ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ監督『サンドラの週末』を観た。
体調を崩して休職していたサンドラが職場に復帰した金曜日、突然解雇を通告される。誰かを解雇しなければボーナスを支給できないということで、同僚16人によってサンドラの解雇かボーナスかという投票が行われた結果、同僚たちはボーナスを選んだのだという。ただ、その投票には主任の圧力がかかっていた疑いがあり、最終決定は月曜日の再投票に委ねられる。サンドラは重い気持ちのまま夫や同僚に尻を叩かれ、過半数を得て復職するために土日を同僚たちへの説得に当たる。
映画は淡々と進む。サンドラは(病み上がりということを考慮したとしても)めそめそとよく泣く弱い女性だし、話は同僚たちへのお願いに終始する。音楽もあまり流れず、静かに時は過ぎる。
ただそういった中に描かれる人間としての気持ちの浮き沈み、自分の回りの人間関係、その変化、くじけそうな心と支えてくれる大切な人たち、そういったものは全て人生をぎゅっと2日間に凝縮したものだ。
人は弱く、時には落ち込む。でも勇気を振り絞ってまた立ち上がり、進む。周囲の人たちに迷惑をかけたりかけられたり、思っていることとは反対のことをしてしまったり、優しく接したり接してくれたり。そんなことを繰り返して人生は進み、そのときの状況によって気持ちは浮き沈みする。
でも、頑張っても結果としては思った通りにいかないこともあるよね。でもその道程で得たものがあるからこそ、最初とは違った気持ちで次に進めるんだ。
静かに心に響く、素晴らしい作品。
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