Together Through Life

 

麒麟の翼



母が貸してくれた東野圭吾『麒麟の翼』を読了。『新参者』に続く加賀恭一郎シリーズの最新作。
加賀恭一郎シリーズを数多く読んできたわけではないけれど、『赤い指』の家族愛や『新参者』の人情味が程良くミックスされたような印象の作品。
捜査が間違った方向に進んでいることは明らかなのに、かと言って正しい方向を見せぬまま読者を引っ張る展開の安定感はさすが。なんかもう余裕なんだろうな、これほどのベテランミステリー作家にとって、どう見せればミステリアスになるかとか、どう構成すればスリリングになるかとか。
後半で加賀が珍しく声を荒げるシーンがあるのだけど、その台詞が心に響く。
ただ、加賀恭一郎がもはや阿部寛でしかなく…。たぶんドラマの『新参者』や『赤い指』なんかがヒットしたから、そのイメージに敢えて重ねようとしているんだろうけど、もともと加賀恭一郎ってこれほど阿部ちゃんっぽくはなかったような…。ま、著者がテレビと連動してそういうキャラクターを作っていこうとしているんだから、いいけど。
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