Together Through Life

 

沈む日本を愛せますか?



雑誌『Sight』で連載されていた内田樹と高橋源一郎との対談(プラス渋谷陽一の司会)が書籍化された『沈む日本を愛せますか?』を読了。時期としては麻生内閣の終わりから菅vs小沢の民主党代表選直前までの日本の政治を語ったもの。つまり、自民党の崩壊から民主党政権への移行期に当たる。
55年体制が終わり経済は右肩下がり。戦後の日本が初めて味わう世の中にあって相変わらず政治は既存の言葉で語られる、というか今政治は語る言葉を持たない。だからこそコロキアルな言語で語るべきだという2人の考え方は面白いし、そこから繋がる「言葉を持たない」政治家小沢一郎の分析も新鮮。めちゃくちゃ突拍子もないアイデアも楽しい。
未曾有の大震災を経験し、それ以前と以降で確実に日本は変わる。そんな中、これから政治がどういった役割を演じていくのか。マスコミ、アメリカ、そして国民はどう変わるのか。とても興味深いことだけれど、この本を読み、震災後の一連のニュースを見ているとやっぱりお先は明るいとは思えない。
国家像を持たずに経済大国になってしまった、世界でも珍しい独立国家(もどき)である日本。やはり明るいヴィジョンを描くには、この国の特殊な成り立ちは根が深いのか…。
関係ないけど、この表紙はもうちょっとどうにかならなかったのかなぁ…。
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