Together Through Life

 

オオカミは嘘をつく

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アハロン・ケシャレス&ナヴォット・パプシャド監督『オオカミは嘘をつく』を観た。クエンティン・タランティーノ絶賛のイスラエル映画。
幼く美しい少女が姿を消し、その後首なし死体という惨たらしい姿で発見される。刑事たちは即座に容疑者に暴行を加える。被害者の父親は容疑者を拉致し、地下室の椅子に縛り付けて拷問を加える。
とにかく何もかもがハリウッド・テイストとは違い過ぎている。刑事のはみ出しっぷりも、被害者の父親のイカレっぷりも、容疑者の謎めいた変質者っぷりも。
ヒーローや良い人間は出てこないし、暴力はただただ痛く、拷問シーンでの心理戦もない。ただ、所々でなぜか笑ってしまう。
作り手はおそらくただこの国の現状を暴力の一点に集約して、うすら寒く、でもどこか滑稽なものとして提示している。観ている方はただその暴力を見させられるだけ。でもなぜか笑ってしまうという点でこの作品は映画としてギリギリ成立していて、その微妙でいて絶妙なバランスこそが強みとなる。
それにしても自分はこういうバイオレンスものが好きな方だと思っていたけれど、さすがにこの拷問は痛かった。それは僕の歳のせいか、はたまたこの作品の「強み」のせいか…。
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