Together Through Life

 

コーヒーをめぐる冒険

201403OhBoy (500x353)

ヤン・オーレ・ゲルスター監督『コーヒーをめぐる冒険』を観た。
ある青年があるきっかけに朝のコーヒーを飲み逃し、翌朝ようやくコーヒーにありつけるまでを描く。
ある青年の、ある1日。あらゆることが起こり、あらゆる人に会う。けれど、それは全て劇的なことでもない。何気ないこと。何気ない人。
青年は親にも言わずに大学を中退し、飲酒運転で免停中。何に対してもやる気が起こらないダメなやつ。そんな青年があらゆる人とあってあらゆることを経験して、かといって特に何かが改善するわけでもない。人生ってそういうもの。
でも、この何気ない1日で起こったこと、出会った人たちは、その時々で彼が何かを感じてはいなくても、それを、彼らを通過することによって何かは確かに積み重なり、後になってそれが人を形作っていくのだろう。人生って、そういうもの。
モノクロで描きだされるベルリンに、ジャズの響きが心地良い。監督はこの作品がデビュー作、しかも卒業制作というから驚く。いや、卒業制作という「若さ」があるからこそ、そこに宿るやり切れなさ、心地悪さ、もどかしさとか、それでもそれが単なる絶望とはならない、それこそ「若さ」を醸し出せる作品が創れたのかも知れない。
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