Together Through Life

 

MODERN TIMES


「ご来場のみなさん、ロックンロールの桂冠詩人に拍手を。60年代のカウンターカルチャーの希望の星、フォークとロックをベッドインさせた人、70年代には化粧をし、薬物濫用のとばりのなかに姿を隠した男、イエスを見つけて再び登場し、80年代後半には過去の人と呼ばれた人-----そして90年代後半、突然ギアを入れ替え、強力な音楽を発表し、いまも盛んな活動を続ける人。みなさん、コロムビア・レコードのアーティスト、ボブ・ディランです」

ボブ・ディランのライブの冒頭で流される紹介の言葉だ。
この言葉の直後、生ける伝説とも言えるディランが登場する。そりゃ、ゾクゾクするよ。

昨日購入した、ボブ・ディランの実に5年振りのオリジナルアルバム『MODERN TIMES』を聴く。
前作『Love And Theft 』に引き続き、フォーク、ロカビリー、カントリー、ブルーズ、ジャズ、ロックといったアメリカンルーツミュージックを、ディランの多種多様に及ぶ音楽を、自由に、やりたいようにやっているアルバム。でも、歌詞には、前作にはあまり見られなかった終末感というか、絶望に似た世界観が感じられる。
特に、9分近い大作である最後の曲『Ain't Talkin'』に描かれる世界は、悲しくて、寂しくて、でも、そんな世界を誰とも話さずにただ歩き続ける者を歌った、心に訴えかける名曲。
年を取って、ディランは確実に痛々しいほどの嘆きを歌えるブルーズシンガーに近付いているのだと思う。

それと、見て、このジャケット。最高にダサイね!
でも、それすらカッコイイのですよ。なんたって”最高”なんだから。

 

« »

08 2006
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
profile

telltell72

Author:telltell72
welcome!

archives
tweets
検索フォーム
counter